torazaemon2016’s blog

手書き文字認識メモ開発

手書き文字認識デモにショートカットキー設定と、Autohotkeyによる1キーでエディタやWordへ!

手書き文字認識デモ」は、リアルタイムで手書きした文字がテキストデータになるWindowsアプリです。

これを使って、認識したテキストデータをnotepadやWordなどに取り込もうとすると

  1. 「手書き文字認識デモ」上部にあるクリップボードにコピーするボタンを押す
  2. Wordの画面に切り替える
  3. クリップボードから貼り付けをして、Wordにテキストを取り込む

のような3ステップが必要でした。

今回のバージョン(Ver2.2.2)アップの際に、ショートカットキーを設定しました。

「Alt+N」でNew、「Alt+C」でコピーなど、Altキーを押すと該当するキーが表示されますので、それを見てみてください。

これとAutohotkeyの設定で、1つのキーを押すことで3つのステップが自動で実行してくれるようになるものです。

 

Autohotkeyでの記述例

F15::
    ;IME_set(0)
    ;2023-02-07 
    Send !{a}    ; 確定のショートカットキー(Alt+A)
    Sleep 10    ; 落ち着くまでちょっと待つ
    Send !{n}    ; New(Alt+N) Newと同時にクリップボードへコピー
    Sleep 20    ; クリップボードが落ち着くまでちょっと待つ
    WinActivate, ahk_class Notepad++    ; エディタNotepad++.exe画面をアクティブに
    ;WinActivate, ahk_exe WINWORD.EXE    ; Word画面をアクティブに
    Send ^{v}    ; クリップボードから編集画面にペースト
    ;Sleep 20        ; どうせペンで画面を押すからそれで戻るので指定しなくてもOK
    ;;WinActivate, 手書き文字認識デモ            ; このタイトルではだめっぽい?
    ;WinActivate, ahk_class ApplicationFrameWindow    ; Spyで見て。
    return

ある程度文章を書いて、テキストボックスにたまったら、F15キーを押すだけで、内容がクリップボードを通してnotepad++の画面にコピーされます。

(ここでは、「半角/全角」キーが「F15」となるようChgkeyというソフトで設定してあります)

 

1つのパソコン画面でやるときは、上にエディタやWord、下に手書き文字認識デモを並べておいてやるとよい感じです。

2つ並べて配置

    Windows11は、縦2分割とか4分割とかはあるけど、横2分割がないので、ちょっと苦労します。(4分割の左上下に2つ並べてから、真ん中を引っ張って伸ばすと2つ同時に広げられます)

また、「手書き文字認識デモ」の設定で、上部のアイコンを表示しないトグルも用意したので、それで少しでも手書き領域が広く確保できるかと思います。

これで

  1. ペンで字を書く
  2. Autohotkeyで設定したキーを押す
  3. ペンで字を書く(以下繰り返し)

と字を書くことに集中できるようになります。

 

なお、AutohotkeyやF15キーについては、AutohotkeyのページChgKeyのページをご覧ください。

 

(2023-11-12追記) HWRinputが完成し、この記事のような手間もなくなりました。

apps.microsoft.com

ぜひ使ってみてください。

タブレットPCがなくても、iPadAndroidタブレットがあれば、以下の記事のように、利用できます。

cloud-work.jp